(練習情報)海洋でのCESA練習(TB2019-2/4)

海洋実習での「コントロールされた緊急スイミング・アセント(CESA)」

オープン・ウォーター・ダイバー・コースで最も複雑なスキルのひとつです。

また、学ぶ必要のある大切な緊急手順でもあります。

限定水域で修了した後にオープンウォーターでも実施すれば、緊急事態でバックアップ空気
源がないというあまりありそうにない状況に陥ったとしても、別の方法があるという自信を初心者ダイバーに植え付けることができます。

生徒ダイバーがオープンウォーターで達成条件を満たせるようにスキルを実施するには、準備が必要です。

首尾よくセッティングするのに役立つキーポイントを以下に説明します。

『PADIインストラクター・マニュアル』の「オープン・ウォーター・ダイバー・コース・インストラクター・ガイド」には、以下の要件が記載されています:

セットアップ

水面フロートに結び付けたコントロール・ラインを使用する。このラインは、生徒をしっかりとホールドしながら片手で握るか足を絡めていつでも浮上を中止できるように、ウエイトなどを使って水底にしっかりと固定する。

このスキルは、1 回に生徒 1 人ずつで行ない、練習中は、生徒ダイバーとコントロール・ラ
インから手を離してはならない。

浮上速度、浮上を止める、または速度を遅くする、ストレスの徴候が出ていないかチェックしながら生徒ダイバーの呼気を観察するという観点から、できる限りコントロールできるようにしておくことが、固定されたラインを使うことの目的です。

適切にコントロールするには、生徒ダイバーとコントロール・ラインの両方をホールドしなければなりません。

ラインは手で握るか、足を絡めてホールドします。

生徒ダイバーをホールドする

生徒ダイバーより自分のほうがやや高くなる位置で生徒ダイバーのBCDをしっかりと握るのが一般的で効果的な方法です。そうすることで、上を見上げている生徒ダイバーの顔が見えやすくなり、呼気が続いているか耳で聞き、目で見ることができます。

一緒に浮上しながら生徒ダイバーが息を吐き続けているかどうか目で見て耳で聞く一方で、自分の息を止めてはいけないことを忘れてはなりません。

ラインをホールドする

効果的なコントロールとは、ダイバーの浮上をただちに止める、あるいは速度を遅くすることができるということを意味します。そうするには、ある程度の太さのあるラインを使用し、水底と水面の両方にしっかりと固定されている必要があります。

ラインの太さ

手や足を絡めやすく、ピンと張ることができ、自分とダイバーの両方の浮上を止めることができるよう、ある程度の直径のものでなければなりません(少なくとも12ミリ/½インチ)。

リールラインのような細いラインは、確実に浮上を止めるには安定性やサポート力が不十分です。

ラインを固定する

• 水面では:ラインは水面で固定しなければなりません。

フロートに結び付ける場合には、ラインを引っ張ったときに沈まないよう、十分な大きさのフロートを使います。

また、2人のダイバー(自分と生徒ダイバー)がラインにつかまっていても水面に浮いていられるよう、十分な浮力があるものでなければなりません。

簡単に沈んでしまう水面マーカーブイや小さなフロートは、このスキルには浮力が足りません。

フロートはまた、生徒ダイバーが水面に出てスキルが終了した後の水面サポートとしての役割も果たすという点に留意してください。

• 水底では:

ラインは水底でも固定しなければなりません。

2人のダイバーの浮上を止めようとして引っ張ったときに、外れてしまってはいけません。

ラインをしっかりと水底にホールドできるもの(アンカーなど)や、係留シャックルなど水底に設置されている金具を使ってラインを固定します。

どの方法が最も適しているかは、水底の地形や場所によります。

ラインをサンゴなど生きているものに結び付けることは不適切であることを、皆さんもちろんご存知ですね。

このようにセッティングしたCESAラインは、トレーニングでの潜降/浮上ラインとして使うこともでき、オープン・ウォーター・ダイバー・コースで他のスキルを実施するときの視標にもなります。

その他のヒントやテクニックについては、『PADIガイド・トゥ・ティーチング』の「オープン・ウォーター・ダイバー・コース-実施方法とスキルについての推奨事項」を参照してください。

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