| 19歳で趣味として始めたダイビングが、気づけば仕事になり、人生の大半を占めるようになりました。
22歳の頃には、もう「これしかない」と思っていたんです。
とはいえ、当時はインターネットもない時代。
世の中の情報なんて、今とは比べものにならないほど限られていました。
それでも、37年という時間をこの道に使ってきて、今ははっきり思います。
――これは、かなりラッキーな人生だったなと。
来世なんてものは信じていませんが、もしあるとして、
世の中を知ったうえで選べるなら、きっと同じ道を選ぶと思います。
その理由はシンプルで、「自由感」です。
もちろん、完全な自由ではありません。
交通規制もありますし、天候にも左右されます。災害もありますし、
パンデミックのような外的要因も避けられません。
ただ、それ以外の部分では、
かなり自分の意思で生き方を選んでこれたと思っています。
こういう話をすると、よく
「ダイビングだけで生きていけるんですか?」と聞かれます。
でも、その前提には少しズレがあって、
“ダイビングしかしていない”と思われていることが多いんですよね。
実際は逆で、
この仕事を軸にしながら、それ以外のことも学び続けてきました。
生きるために働くのは当然として、
お金を「増やす」ことはまた別の話です。
若い頃、何もない状態からスタートして、
働きながら、同時に学び、実践してきました。
それを30年以上続けてきた、というだけのことです。
そして、そういう積み重ねを可能にしてくれたのも、
この「自由度の高い職業」だったと思います。
人は自由を求めるものですが、
不思議と、自由を求めながら自分を縛ってしまう人も多いと感じます。
自分を律することは大切ですが、
目標だけは見失わないようにしたいところです。
「道は無限にある」とよく言われますが、
目標がなければ、その中で迷ってしまうだけになります。
ダイビングという分野は、
外から見るとシンプルに見えるかもしれません。
実際、構造としてシンプルな部分もあるからこそ、
目標を定めやすかったのかもしれません。
だからこそ、
「自由に生きる」というもう一つの目標も、見失わずに進めてきました。
この二つは並行していたし、
むしろ相乗効果であったように感じています。
ここまで過去形で書いてきましたが、
もちろん、まだ途中です。
今までの積み重ねは、これからの土台になります。
これからも、自分らしく自由な人生を進めていきたいと思っていますし、
同じように「自由に生きたい」と思いながらも、
道が見つからない方や、目標をうまく定められない方の
少しでもヒントになれたら嬉しいです。
それが、今の私にとっての楽しみのひとつになっています。 |